鍼灸施術で使う”はり”には、体の血流を促進させる効果や血液をある場所に誘う効果が望めます。鍼灸では誘導作用と呼びます。
冷えというのは、体の末端まで血液が行き届かずに体温が下がって冷たさを感じる状態ですので、”はり”や”お灸”で血液を冷えている所に呼んであげるようにすれば、体は変わってきます。
”はり”と聞くと、注射だったり、裁縫道具だったりをイメージされる方が多いです。しかし、日本で使われる施術用の”はり”は、太さが0.1ミリから0.3ミリが多いです。触るとふにゃふにゃしています。ですから、ほとんどの方が「刺されたのがわからない」、「刺されたのはわかったけど痛くない」と言われます。