脊柱管狭窄症は、加齢とともに脊柱管が狭まって神経圧迫によりさまざまな症状があらわれます。
まず知っておきたい症状の特徴として、左右両方に症状が出ることが多いことです。痛みやしびれなどが片方だけであれば、他の疾患の可能性が考えられやすいです。
次に、40歳以上で多くなることを覚えておきましょう。つまり、30代後半には体に気を付ける習慣を付けておきたいのです。とくに、変形性脊椎症、脊椎すべり症、椎間板ヘルニア、手術をしたことがある人などは発生しやすいですので、身体全体の筋肉バランスや骨を作る栄養バランスなどに気を付けたいところです。
さらに、男女でも違いがあります。首の狭窄である頸部脊柱管狭窄症では男女比2:1と男性が多く、腰の狭窄の腰部脊柱管狭窄症でも男女比4:1と男性が多いです。最近はそうでもありませんが、男性は女性に比べて体のことに無頓着な人が多かったためかもしれません。
ここまでくると、男性で40歳以降で体のことに無頓着な人という像が見えてきますが・・・ご想像の通り、ほとんどの男性が「当てはまるかも・・・」と思ってしまったのではないでしょうか。
対応策としてコルセットを付けることを勧められます。なぜコルセットを付けるかというと、脊柱管が狭くなって神経圧迫をしないようにするためです。
でも、コルセットをつけるのって結構なストレスです。
コルセットを使わなくても痛みを感じないようにするためには、首や腰まわりの筋肉を良い状態に保ち、筋肉量を増やしておくことでバランスを保ってくれるようになります。
天災は防げなくても、人災は工夫次第で防げます。脊柱管狭窄症も自分で出来る工夫はあります。今日これを知ったことで、工夫をするチャンスが生まれたと思います。このまま記憶が薄れて何もしないよりも、ひとつでも行動に移しましょう。
鍼灸塾アンでは鍼灸整体施術で体を良い状態にして、さらに体に合った運動やストレッチも宿題として出ます。行動したことは経験となり、忘れにくくなります。いつでもご相談ください。
自分の体のことを知って、予防できることは予防したいですね。