人には本来、体を治そうとする機能が備わっています。免疫力、抵抗力、回復力などと言われますが、これらがちゃんと活かせていない人がいます。
そして、調子が悪くなるとすぐ薬に頼ってしまうのもあまりお勧めできません。薬は体の反応を無理やり抑え込む側面も持っているからです。つまり、体の反応をマヒさせてつらさや痛みを忘れさせるのです。さらに、薬に体が慣れてくると薬の効果は薄くなってきます。
体からの信号がわからなくなりますし、薬のおかげ(?)で体が抵抗する必要もなくなってしまいます。
体の抵抗力は筋トレと同じで、体に負担がかかるとそれを何とかしようと強くなっていきます。獲得免疫と言われますが、これをしっかり育ててあげるのも大切なことなんです。
薬は便利で本当に必要な時にはとても重宝しますが、なんでもかんでも薬で解決しようとするのは問題です。しっかり自分の免疫力、抵抗力を育てていきましょう。
そのために役立てるのが鍼灸施術です。
鍼灸施術は、はりやお灸で体に微量の刺激を送り、体の抵抗力を育てていきます。頭痛や胃の不調などから筋肉の痛みまでも薄れていくのは、体が偏ったバランスを戻しなんとか修復しようと働くからです。体の細胞は血液から栄養をもらうので、鍼灸の微量刺激で血液を呼び込み体の回復を促し、施術後の体には異物は何も残りません。
そして、再び体の不調が出ないように、不調に至った原因を探して解消していくのが根本的な解決です。
東洋医学に標治(ひょうち)と本治(ほんち)という言葉があります。標治は体に現れている表面的な症状を治すことで、本治は体にすぐには影響しないが根本的な原因を作っているものを治すことです。体の不調の予防というのは本治にあたりますね。
鍼灸塾アンはこの標治と本治の両方から体をみていきます。体が出してくれている信号の標治と根本的な本治、しっかりこれらを意識していきましょう。
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